医療費助成制度をご存じですか?難病法による医療費助成制度難病に対する医療費助成制度って何?

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編集協力:
京都府立医科大学 医学部内科学教室 内分泌・免疫内科学部門
病院教授 川人 豊 先生

難病の患者さんに対して、医療費の助成を行う制度です

全身性エリテマトーデスは、難病法により「指定難病」とされているため、医療費の助成を受けることができます(2023年2月時点)。

負担上限を超えた部分が助成されます

難病法の医療費助成では、月の初めから月末までの1ヵ月の負担上限月額が定められ、負担上限月額を超えた部分に関して、助成(支給)されます。

◆負担上限月額(2023年2月時点)
階層区分 階層区分の基準
()内の数字は、夫婦2人世帯の
場合における年収の目安
自己負担上限額(外来+入院)(患者負担割合:2割)
一般 高額かつ
長期
 
人工呼吸器等
装着者
生活保護 0円 0円 0円
低所得 I 市町村民税
非課税
(世帯)
本人年収
~80万円
2,500円 2,500円 1,000円
低所得 II 本人年収
80万円超~
5,000円 5,000円
一般所得 I 市町村民税
課税以上7.1万円未満
(約160万円~約370万円)
10,000円 5,000円
一般所得 II 市町村民税
7.1万円以上25.1万円未満
(約370万円~約810万円)
20,000円 10,000円
上位所得 市町村民税
25.1万円以上
(約810万円~)
30,000円 20,000円
入院時の食費 全額自己負担
  • *「高額かつ長期」とは、月ごとの医療費総額が5万円を超える月が年間6回以上ある者(例えば医療保険の2割負担の場合、医療費の自己負担が1万円を超える月が年間6回以上)。

通常、医療機関での窓口負担は、医療費総額の1~3割となりますが、難病法の医療費助成(特定医療費の支給)では、患者さんの負担割合を2割(後期高齢者医療の一般所得者では1割)に下げており、負担上限月額に達しなくても、医療費総額の1割分が助成されることとなります。

◆自己負担のイメージ(負担上限月額か医療費の2割の低い方を自己負担)

 

自己負担額は上限額管理票で管理されます

複数の医療機関を利用する場合を考慮し、ひとりの患者さんの医療費が負担上限月額を超えないよう、医療受給者証と併せて、「自己負担上限額管理票」が交付されます。
指定医療機関*3を受診の際は、医療受給者証と健康保険証とともに、自己負担上限額管理票を窓口に提出します。
指定医療機関では、受診のたびに医療費の総額と患者さんの自己負担額、自己負担額の累積額を記入します。累積額が負担上限月額に達すると、その月はそれ以上の負担はありません。

◆自己負担上限額管理票イメージ

  • *3 医療費助成の対象となる医療は、都道府県が指定した指定医療機関で受けた医療のみです。指定医療機関については、都道府県のホームページなどでご確認ください。

NP-JP-BEL-WCNT-210001 2024.4